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▼(1)マクロ環境分析(PEST分析)

この記事でわかること

マクロ環境分析では、図表1-2に見られるように、PEST分析という視点から重要な環境変化やトレンドとその影響を捉えます。

「PEST」というのは、P(Politics)政治体制の変化や法律制定・運用に関わるもので、与野党が入れ替わったり、税制が変わったり、米国や欧州・中国などの政治体制や政策の変化としてどのようなことが起こり得るかを想定した上で、自社としての取り組み課題を抽出します。

新興国に進出している企業としては、政治体制転換やテロのリスク(「カントリーリスク」といいます)なども考慮に入れる必要があります。

作成にあたっては、起こり得る変化を記述するだけでは自社への影響がわかりませんし、さらに自社としてどのような対応をとったらよいのかがわかりませんので、それらの変化に自社がどのような対応をとるべきかまで検討しておく必要があります。

このほか、E(Economics)経済・金融情勢の変化、エネルギーコストの変動や、S(Society)社会・文化的変化、T(Technology)技術革新やIT・新技術の普及等があります。

以上で一通りPESTなのですが、2つめの「E」として「環境対応」(EnvironmentまたはEcology)が挙げられ、ここでは環境関連規制や環境問題対応等を検討します。

マクロ的な変化のリサーチにあたっては、調査機関の予測や未来を予測した文献等を活用するとよいでしょう。

最近は、インターネットでいろいろな情報が入手できるようになっていますので、まずはネット調査から始めて、ある程度情報が集まったら、文献収集や必要に応じて専門家にインタビューしたり、依頼するとよいでしょう。

最先端のことは、ネットに載っていないことがありますから、自社にとって重要なカテゴリーの情報は、その筋の専門家に確認して情報収集した方がよいでしょう。

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