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経験やスキルよりも大事なもの

「即戦力採用」という流行のデメリットが分かってきたでしょうか?なぜ、これほど強調するかというと、ここをしっかり理解しておかないと、求める人材像の設定において、あなたもいつか必ず即戦力採用思考に陥るからです。

即戦力とは、基本的には業務経験や専門知識や技術を指します。これを持っているから即戦力というのです。

しかし、即戦力になる人を採用しようと思えば思うほど経験や知識、技術に目が行きすぎて、人間として大事なものが見えづらくなる、もしくは評価の比重が落ちてしまいます。

実は、それが落とし穴なのです。業務経験や専門知識、技術は後から身につけられます。入社後に学ぶことができますし、教えることができます。つまり、後から伸ばすことができるのです。

しかしこれは、その人が後から学べないあるものを持っている前提でという話になります。逆にいいますと、その人があるものを持っていないのなら、残念ながら、入社後に伸ばすことはできません。

つまり、採用時がピークともいえます。

そういう人が入社しても、以前のやり方に固執してしまい、結果として部署で浮いたり、活躍しなかったり、退職したりする可能性が高くなります。

では、経験やスキルよりも大事な〝あるもの〟とは何でしょうか?後からでは学べないものとは何でしょうか?答えは、「人間力+会社の理念や価値観に共感していること」です。

パソコンが普及して十年の間に、パソコンができる人できない人の二極化が起きたように、経験やスキルはこれだけ変化の激しい時代には、すぐに陳腐化します。

だから、自分が関係する分野を謙虚に学び続ける必要がありますし、経験者からの教えを素直に聞く姿勢が必要です。

人間力を持っている人は、会社が育てられないものを既にこれまでの人生で会得しているのです。人間的によければ、周囲も喜んでその人に教えます。

また会社の理念や価値観を共感してもらっていることで、会社や経営者の軸さえブレなければ、入社後も仕事に積極的に取り組んでもらいやすいのです。

【■POINT■経験やスキルがある人=今後も活躍する人ではない。】

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