新卒採用より中途採用のほうが難しく、失敗しやすいのをご存じですか?こう書くと、「うちみたいな小さな会社は知名度もないし、新卒者からの応募なんてあるわけないから、新卒採用のほうが難しい」と考えるかもしれません。
実は、中小企業の新卒採用に知名度は関係ありません。弊社のクライアントの中には、文字通り社長一人だけの企業もあります。貴社はそれよりは規模も大きく、会社の状況は有利なはずです。
大企業志向の学生を最初から相手にしなければ、中小企業同士の条件は一緒です。
経営者から学べる、転勤がない、地元密着企業だからその地に貢献できるなど、採用の条件として中小企業のほうが大企業より有利な面すらあるのです。
再度言いましょう。
「新卒採用より中途採用のほうが採用で失敗しやすい」のです。
なぜなら、事前に採用のことを学んでおかなければ、応募者の業務経験が隠れみのになってしまうからです。
ほとんどの中小企業の経営者は、技術や経験のある、すぐに活躍できそうな人を中途採用で求めています。
例えば、経理職を例にあげます。
この場合、前職での決算経験や簿記経験、簿記の資格、税理士の資格保持者や科目合格者であれば、あなたは「この人なら経験もあり、自社で活躍してくれそうだし、将来は部署のエースになるかもしれない」という思考になるかもしれません。
私もそれを全面否定するわけではありませんが、先ほども言ったように、応募者のこれまでの業務経験が隠れみのになって、人材を見誤ることが中途採用の場合、非常に多いのです。
これをハロー効果と呼びます。
経営者にヒアリングをすると、過去の失敗は、このハロー効果が原因であることが多々あります。
中途採用者で過去に退職した人や、活躍できなかった人、問題を起こした人の応募書類と面接結果をあらためてもう一度ご覧ください。
選考の際に、業務経験が隠れみのになっていませんでしたか?
【■POINT■即戦力採用の失敗とは前職での業務経験を見て、「できるだろう」と勘違いしてしまうこと。】
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