採用にかかるお金<採用失敗時の損失
応募者の質が低い
「応募があってもロクなのがいないけど、背に腹は代えられないからね」応募者の質が低いということですから、この場合は、求人方法に問題があるとわかったわけです。
問題がわかれば解決策が見えるわけですから、むしろおめでとうございますと言いたいです。
気をつけていただきたいのは、「求めている人材が来ない」というのは、原因ではなく結果だということです。
ここでは、「なぜ来ないんだ?」と考えて、外部要因の責任にしなければ、見えなかったものが見えてきます。
そして、「背に腹は代えられない」とか「いまは人手が足りないから」というのは、採用の目的が「頭数の補充」になっています。
妥協して採用した場合、あとで会社の首を絞めることになります。
もしどうしても人手が足りない場合は、その期間のみ「人材派遣」などを活用しましょう。
人材派遣は高いと思うのであれば、もう一度、「採用で失敗したときの損失」を考えてみてください。どちらが高いかすぐに判断できると思います。
また、「採用にお金をかける余裕はないから」という言い訳ですが、求人といえばハローワークを活用し、「応募者は無料で集めるもの」という認識が植え付けられている会社で多い発言です。
こういった会社は「出ていくお金(コスト)」にのみ目が行きやすく「お金で買えない時間」や「社員が売り上げをよくも悪くもする」という考えの認識が甘い場合が多いです。
採用にお金をかければいい人材が採れるわけではありませんが、お金を少しはかけなければ、いい人材を採用できる確率は下がります。
- お金で時間と労力と採用失敗時の損失を買えるとしたら会社にとっては安いもの
もし、この言い訳をいまでもお持ちなら、今一度、採用の損失の項目をよくお読みください。
採用にはお金をかける余裕はないが、採用の失敗による損失にはお金をかける余裕があるということですから。
【■POINT■五つの言い訳が頭をよぎったり、周囲の人が言ったら、黄色信号と思え。】
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