入社してもらうだけなら、人を採用することは簡単です。でも、それだけでは採用の成果としては不十分ですよね。
入社後に職場で活躍できる人材を採用し、その人が職場を好きで長く働いてもらえたとき、初めて採用が成功したと言うことができます。
スタッフに退職され、再度、同じポジションの人を採用しようとした時点で、前回の採用は失敗だったということになります。
この項にある、顧客満足度がなぜ、採用に影響を与えるかと言いますと、職場が好きでかつ、長く働いてもらえるかどうかの明暗を分けるからです。想像してください。
顧客満足度が低いということは、お客さんはその会社の商品やサービスについて喜んでいないということです。
極端な例でご説明するなら、詐欺商品を売っている会社を想像すると分かりやすいでしょう。
人のためにならない商品に自分がかかわっているなど、普通の感覚を持つスタッフであれば後ろめたい気持ちになりますし、仕事に誇りや喜びを持てるわけがありません。
仕事の喜びとして、「お客さんからの感謝の声」は関係ないと思いますか?スタッフがモチベーションを保つために、顧客満足度の高い会社で働いているという「仕事への誇り」は必要だと思いませんか?また、モチベーションという面以外でも、顧客満足度が影響するものがあります。
それが、「クレーム」です。顧客満足度が低いということは、クレームをもらう機会が多いということです。人は誰でもストレスを受けるとイライラします。
お客さんも商品やサービスからストレスを受けたからクレームを言うのです。そのクレームを受けるスタッフには必ず「ストレス」がかかります。
社外から受けたストレスは、社内やスタッフの家庭に、そして社会に連鎖して流れていきます。そして、耐えられなくなると離職をしたり、精神疾患になるのです。
根底にある顧客満足度を上げることで、連鎖発生する社内ストレスを減らし、離職者や精神疾患を減らすことができるのです。
【■POINT■会社をストレスから守り、スタッフのモチベーションを上げよう!】
コメント