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失敗条件②従業員満足度が低い、または経営者や管理職にその意識がない

大前提として知っておかなければいけないことがあります。

それが、社長や経営陣の財布のために働くスタッフはいないということです。

もし、あなたが経営者であれば、「あなたのために身を粉にして働くスタッフを採用することは不可能である」という当たり前のことを常に心に刻む必要があります。

アメリカの心理学者アブラハム・マズローの欲求段階説(自己実現理論)でも表されるように、人が働くということには、根底に「欲望」があります。

そして、それはどの段階においても、自分や家族のことを考えたものです。尊敬する経営者に認められたくて頑張る人はいても、経営者のために頑張る人はいないのです。

だからこそ、会社が自分にとって満足がいかない場所になれば、スタッフはそれぞれのタイミングでその会社を去っていきます。

従業員満足度と定着率は密接な関係にあります。従業員満足度を上げれば、定着率も上がるのです。

従業員満足度がアップした結果として、人材の自転車操業を脱却し、求人費用や採用費用、入社後教育の時間も減らすことができます。

あなたの会社は、スタッフの人生をどのように考えているのでしょうか?

スタッフは、あなたの会社で定年まで働きたいと思っているでしょうか?

経営者が「人材は人財」、「社員は宝」という発言が口癖であっても、普段、経営者がとっている行動のみが真実を表しています。そこをスタッフはしっかりと見ています。

定着率や離職率に悩むのであれば、これまで退職した人たちから、「本当の理由」を聞き出し、そこを改善することに力を入れましょう。完ぺきな会社など存在しませんので、改善すべきところは当たり前のように改善すればよいのです。

従業員満足度の詳細に関しては『採用の教科書1』でも書いたとおり、世界では既に研究が終わっています。前書のコンテンツもあわせてご覧ください。

【■POINT■経営者がスタッフの幸せを考えだすと、会社が変わってくる。】

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