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一緒に働きたくない人材とは

「御社が求める人材とはどのような人ですか?」と私が質問をすると、皆さんが大体、こう回答します。

「頭がよくて」「やる気があって」「コミュニケーション力も高くて」「協調性もあって」「この仕事が好きで」「まじめで長く働いてくれる人」企業は星の数ほどありますが、多くの企業がほとんど同じ人材像を挙げます。

あなたの会社はどうでしょうか?その回答が悪いとは言っていませんが、野球なら「エースで四番で足も速くて守備も上手、さらにケガをしない選手」を求めているわけです。

これだけでは、本当の求める人材像を把握することができません。ここで出てくるのが、裏の裏は表という考え方。そう、逆からの視点です。

つまり、「求めない人材像」を明確にするのです。要は、一緒に働きたくない人材をはっきりさせることです。

これを明確にすると、その項目に該当しなければ、その人を採用してもいいことになり、少なくとも赤字社員を採用するという失敗を回避することができます。

「求める人材像の明確化」の実際のやり方としては、「求めない人材像を明確にする」というステップを踏んで、自分の会社の採用必須条件を洗い出します。

この求めない人材像が明確になればなるほど、採用の精度が上がるのです。そこから任意条件を追加し、求める人材像を明確にするのです。

これは、動機づけ衛生理論をベースにした「人材像の二要因理論」というところです。

このやり方は、普段の生活にも応用できます。たとえば恋愛に例えるとわかるでしょう。

自分の理想の異性像ばかりを定義し、それを追い求めている人は、彼氏・彼女ができたり、結婚するまでに時間がかかります。

自分の中で理想の異性を定義することももちろん大事ですが、一緒にいたくない異性像も定義することが大事なのです。

それに付き合う前に気づくことができれば、不幸な恋愛も減りますので、「異性を見る目がない」と思っている人はここを注意しましょう。

【■POINT■欲しい人材だけではなく、欲しくない人材も明確にする。】

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