MENU

性格は変えられない

求める人材像の設定において、この項は重要な考え方です。

これまで何度もお伝えしましたが、「スキルは後から学ぶこともできるから、人間力の高い人を採用したほうがいい」ということです。

これは、個人としてのスキルだけではなく、メンバーの人間力に左右される将来の組織像とも関係してきます。入社後に変えられるものと、変えられないものがあります。

あなたはまさか、就業時間という短い時間だけで、他人の性格を変えられると思ってはいませんよね?教育は当然ながら必要です。

専門スキルだけではなく、コミュニケーション力などを上げるための研修も必要です。

また本人が自己啓発できるように、マイクレドなどのツールを使ってきっかけを与えることも必要です。それでも、人を変えられると思ってはいけません。

能力面を成長させることはできても、キッカケを与えることはできても、性格を変えられるわけではないのです。

性格面に関して、入社後に教育で何とかなるとか、変わってほしいという期待を持つこと自体をやめたほうがよいのです。

あまりにも夢のない話で申し訳ないのですが、採用で失敗しないためにも、雇用のミスマッチを起こさないためにも、「性格は変えられないから、採用時にしっかりと判断しなくてはならない」という考えでいたほうがよいのです。

大学卒の新入社員の年齢は、普通二十二歳です。その二十二年間でさまざまな人と出会い、成長して、その人の人格というものができあがっています。

中途採用の場合は、その期間がさらに長いのです。

寝食を共にし、親のようにしつけができるわけもないのですから、その蓄積された習慣による人格を変えるのは、「ほぼ不可能」だということを認識しておきましょう。

採用においては、見えないものと見えるものがありますが、見えやすい「資格」などのスキル的な部分よりも、見えない「性格などの人間力」に真実があります。

【■POINT■変えられない部分を認識し、採用の失敗を回避しよう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次